絡新婦の理 を考える

この物語について記すのは、ささやかな疑問点に対する私なりの解答です。謎解きにおいてすべてを明確に明かしてくれていないので、想像で補完してみました。

私が疑問に思ったことやその解答については、当然ながら個人的な価値観に基づくものであり、この本の主旨とズレているかもしれません。ですが私は私の価値基準でこの話を測りなおし、消化することができました。

端的にいえば、「居場所を得るために束縛するものどもを排除した」とされる犯人の動機に、あなたは得心が行くのですかということです。納得できるという人もいるのでしょう。また、納得できづらくとも京極ミステリーとはそういうものだと咀嚼して飲み込む人もいるのでしょう。

私はそうは思わなかった。心にストンと落ちるものがなかった。

だから何度も読み返し、あくまで私の中で得心が行く答えを探りました。

下記で記すのは、私のそんな解釈文です。共感していただけるのであれば、これ幸いと思う今日このごろです。

ベース論

核心論

詳細論