検証 1

まず、PS版「かまいたちの夜」をプレイしたことがあれば、「かまいたちの夜」に様々なルートがあることは周知の事実だと思います。クヌルプというペンションに集まるところから始まり、選択肢という分岐によって物語そのものが変容していくのです。グッドエンド、バッドエンドに留まらず、ファンタジールート、アドベンチャールート、時には殺人事件さえ起こらないラブストーリールートなど、ミステリーとは限らないストーリー展開になることは、「かまいたちの夜」では当たり前に起こりうることです。

 

先ほど推理モノであるという前提の否定と記しましたが、おそらくこのドラマのストーリーは、途中からファンタジー込のバッドエンドルートを進んだ結果が反映されているものと見受けられます。終盤の物語は、選択肢をまちがえた結果、ミステリーから変容してしまったストーリーなのです。

 

私が知りたいのは、グッドエンドの結末、いわばミステリーで導き出される答えです。PS版「かまいたちの夜」も、メインストーリーはあくまで推理モノです。その推理で真相を解決できなかったときにバッドエンドへと進んでいく、まさに原作通りにドラマは構成されているわけですね。

 

 

原作では、みんなが一堂に会して推理をはじめ、そこで解決すればグッドエンド、解決できなければバッドエンドに進んでいくというものでした。これを踏襲しているとすれば、このドラマでもあった推理を披露しあうシーンの時点ですでに解決の道があった、つまり真相の手がかりが提示されていたことになります。そういう見方から、事件に迫っていきたいと思います。 

 

 

 

 

 

田中一郎(田中要次)が殺された事件、これについてみんなで推理しあう中で、私は嘘の証言をしている人物がいることを見つけました。オーナー(佐野史郎)です。彼らは悲鳴が聞こえたときに「厨房で仕込みをしていた」と証言していますが、これはウソです。ビデオカメラがしっかりと啓子ちゃん(浅香唯)の部屋の隣から出てくる姿をとらえています。

厨房が一階にあることはすでに描写されていますし、あんな客室の隣に厨房をもう一つ作る可能性なんて、およそ考えられません。 

 

そして、カメラにはオーナーの手に握られている血のついた包丁もしっかりと写っていました。厨房にいたのなら食材の血なのでしょうが、厨房にいない以上その描写の意味することは、たったひとつしかありません。

 

 

 

私は犯人はオーナー夫妻であると思います。彼らは田中一郎を殺したあと退室した。直後に悲鳴が上がってしまったために、見つからないように急いで隣の部屋に逃げ込んだ。現場に凶器のナイフがなかったことも、オーナーが握っていた包丁が凶器だったからという説明でスッキリします。こういうことなのではないでしょうか。

 

ではなぜ田中一郎を殺したのか。動機はなんなのか。

 

これは推理の場でもあったように、不測の事態だったと考えられます。田中一郎は啓子ちゃんの部屋で殺されていました。直前の描写で、田中一郎は啓子ちゃんに邪な感情を抱いている様子があることからも、田中一郎が自分の意志で啓子ちゃんの部屋を訪ねたことは間違いないでしょう。

オーナー夫妻はそんなことはつゆ知らず、啓子ちゃんの部屋を訪れた際に田中一郎と出くわしてしまった。オーナーの手には包丁が。言い訳が効かない状況だった。仕方なく田中一郎を殺害した。

 

 

これが示すこととはつまり、オーナー夫妻は啓子ちゃんを殺すつもりだったと考えられます。彼女を殺すために部屋を訪ねたのに、誤って田中一郎を殺してしまったというのが、最初の事件の真相だといえるのです。

 

 

 

 

 

オーナー夫妻が啓子ちゃんを殺す動機はなんなのか。想像でしかありませんが、これにはちゃんと伏線があります。ウサギに関する発言です。

オーナーはウサギにただならぬ愛情をもっているようですが、一方啓子ちゃんはウサギに嫌悪感すら抱いています。

おそらく啓子ちゃんは、オーナーの所有するウサギを何かしらの行為を以ってキズつけた過去をもっているのではないでしょうか。それによって啓子ちゃんはウサギが苦手に、逆にオーナー夫妻は啓子ちゃんに憎しみを抱くようになった。こう想像することができるのではないでしょうか。

 

夕食のウサギ料理。あれはオーナー夫妻からの、啓子ちゃんに対するアテツケだったのでしょう。その時の啓子ちゃんの反応が、オーナーの怒りを買っている様子が描写されています。そして、ガマンが限界にきてしまったのでしょう。はじめは就寝する深夜にでも殺そうと思っていたのでしょうが、たまらず殺しに部屋を訪ねた。そしたら田中一郎と出くわしてしまった。こういう流れだったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

オーナー夫妻は啓子ちゃんに憎しみを抱いていた。もっといえば、啓子ちゃんにだけ憎しみを抱いていた。オーナー夫妻は、啓子ちゃんだけを殺すつもりだったのです。それが、犯行予告にも表れています。

「こんやしをもってつぐなえ」

この予告ははじめ、啓子ちゃんだけに届けられていました。その後他の人もこれを見つけるのですが、それは事件が起こった後に判明したことでした。

 

これが意味することは、誤って田中一郎を殺してしまったことを予定通りの犯行と見せかけるために、はじめから全員を殺すつもりだったとするために、予告文を配り直したということなのではないでしょうか。あまり原作のネタバレはしたくないのですが、一応原作もそんな展開でしたよね?

ここも原作を踏襲しているということです。

 

いつ配り直したのかといえば、オーナーの奥さんと真理(内山理名)とみどりさんが、部屋の散策をしたときでしょう。オーナーの奥さんが、スキを見て予告文を忍び込ませたのです。

 

 

 

 

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コメント: 11
  • #1

    うさちゃん (火曜日, 09 5月 2017 06:32)

    古い記事にすいませんが、、

    啓子ちゃんは、うさぎを「飼っている」から、
    ウサギを家族としてみてるから、
    「なんで先に言ってくれないんですか?」と言って、
    ウサギを食べられないって。
    それに対して、主人公他2名が、僕も飼ってた・・・。
    っていう話をして、それに対して、
    オーナーがキレたんですよー?
    なので、啓子ちゃんは、ウサギに嫌悪感なんて抱いてないです。

    オーナーの奥さんもオーナーがすぐカっとなってキレるから、
    携帯の電波妨害の装置を取り付けたって話もありましたし・・・。

  • #2

    gultonhreabjencehwev (日曜日, 14 5月 2017 18:57)

    そう!そうなんですよね~。
    他の方からもご指摘いただいたんですけど、そこで考えを修正させていただきました~。とりあえずの私の考えはそっちに記しましたんで、ご参考まで。

    ただ、ここにコメントくださったということは、以降の記事は見るに値しないから見てないってことですかね。残念なり。精進せねば。

    コメントありがとうございました!

  • #3

    謎の田中さん (水曜日, 24 5月 2017 01:23)

    ペンションの名前はクヌルプではなくシュプールだろ
    クヌルプはモデルになった白馬のペンションの名前だ
    無論ゲーム内でもクヌルプの名は出て来るがそれは殺人事件とは関係ない不思議のペンション√での話じゃなかったか?

  • #4

    gultonhreabjencehwev (土曜日, 27 5月 2017 22:12)

    へーそーなんだ

  • #5

    P (土曜日, 05 8月 2017 09:44)

    >彼らは悲鳴が聞こえたときに「厨房で仕込みをしていた」と証言していますが、これはウソです。
    >ビデオカメラがしっかりと啓子ちゃん(浅香唯)の部屋の隣から出てくる姿をとらえています。

    啓子ちゃんの部屋の隣は「部屋」ではなく、階段(?)なのでは?

    ビデオカメラの映像を確認しましたが、扉が設置されておらず、手すりが見えますので、部屋ではないことだけは確かです。

    「啓子ちゃんの部屋 ⇒ 階段(?) ⇒ 別の部屋」となっており、オーナー夫妻は階段(?)から出現しています。
    これが階段なら、一階へ繋がっているのだから「厨房で仕込みをしていた」という発言は嘘だとは言えないと思います。

  • #6

    gultonhreabjencehwev (日曜日, 06 8月 2017)

    いや~~~
    まさかバレるとは思わなかったな~~
    絶対そこに気づくリスナーなんていないと思ってたからな~~;;

    コメントありがとうございます!
    ご指摘の通り、階段でまちがいないです!
    そうなると推理の前提が崩れるので、無視を決めこんだんですよねー。

    でも、奥さんが嘘ついているのもまちがいないんですよ。手掛りは、この時点ではなく美樹本が透の部屋で死んだときにあります。
    (ですから最初の推理の時点で奥さんの嘘を指摘できる伏線はないので、かまいたちとしてアンフェアだと思って、捻じ曲げました♪)

    美樹本が死んだとき、部屋を開けっ放しの状態で、真理は大きな悲鳴を上げました。その悲鳴を聞いてわらわらと人が集まってくるのですが、このとき、オーナー夫妻は実は顔を見せないんです。不自然ですよね。

    つまりこれが、厨房からは2階の大きな音は聞こえないということの伏線になっているということです。ガラスの音や悲鳴が聞こえた云々の奥さんの証言は、厨房にいてどうして聞こえたのか、厨房にいなかったんじゃないのか、ならあのときホントはどこにいたんだ、と指摘できる根拠になりうるというワケなんですね。

    ううう、できればもう修正したくなかったよー。
    するどいツッコミこy~~

  • #7

    P (日曜日, 06 8月 2017 16:42)

    >つまりこれが、厨房からは2階の大きな音は聞こえないということの伏線になっているということです。
    >ガラスの音や悲鳴が聞こえた云々の奥さんの証言は、厨房にいてどうして聞こえたのか
    >厨房にいなかったんじゃないのか、ならあのときホントはどこにいたんだ、と指摘できる根拠になりうるというワケなんですね。

    美樹本が透の部屋の前で死んだとき、オーナー夫妻は厨房にいたのですか? そういった証言も映像もなかったと思うのですが。

    奥さんの「助けを求めるなら、一階の私たちのところに、どうして来なかったんでしょう」という証言から、一階にいたのは間違いないでしょうが、厨房にいた可能性は低いと思います。

    なぜなら、美樹本が二階に上がるシーンの前に、厨房にある包丁を誰かが持ち去るシーンがあり、オーナー夫妻が厨房にいたというのなら、包丁を持ち去ることは出来ません。

    奥さんが嘘をついていると考えるには、美樹本が透の部屋の前で死んだときに「オーナー夫妻が厨房にいた」という証拠がなければ、嘘だと考えるのは根拠に乏しいのでは?

  • #8

    gultonhreabjencehwev (日曜日, 06 8月 2017 21:09)

    リコメありがとうございます!

    そうですね、そういう考えもアリかと思います。厨房にいなかったかもしれない伏線ですよね。
    同時に、「なぜ私たちのところに」と言っている以上、美樹本が玄関から2階に上がるより早くつける場所であり、美樹本が知っている場所であることから、厨房であっておかしくない伏線もございますよね。1階の奥まった場所にいたなら、「なぜ私たちのところに」には「いた場所知るわけないか」になるじゃないですか。

    べつに、包丁取るシーンは奥さんが包丁を握るシーンだったとしてもいいですし、そのときは厨房にいなかったでもいいです。仕込みは最初の事件時に中断しているのですから、続きを行っていないと不自然ですので、厨房にいた可能性は否定できないと思います。
    少なくとも、根拠に乏しいということはありません。

    あとは、どっちをとるかです。
    厨房にいなかった可能性も否定できませんので、こういうときはすべての総合判断として結論を用意すればいいんじゃないでしょうか。
    奥さんが嘘をついていない前提で、この物語に説明がつけられるストーリーを用意できるのであれば、そっちのほうが真実である可能性もありますからね!私にはできませんでした!

    細かいところまでよく見てらっしゃってビックリです!
    真実を追及しているのですね!
    私とちがう結論があるなら、ぜひお聞きしたい!

  • #9

    P (木曜日, 10 8月 2017 23:03)

    ■ 厨房で包丁を取るシーンについて

    >べつに、包丁取るシーンは奥さんが包丁を握るシーンだったとしても
    >いいですし、そのときは厨房にいなかったでもいいです。

    包丁を取るシーンが奥さんの可能性はゼロでしょう。奥さんの服装は
    手首まであるエプロン(?)なので間違いなく第三者の可能性が高いです。

    また、「そのときは厨房にいなかった」というのは、申し訳ないのですが
    さすがに少々強引では?

    これを認めてしまうと、美樹本が二階で死んで、悲鳴があがったとき
    オーナー夫妻は「たまたまそのとき厨房にいなかったから聞こえなかった」
    と言えてしまいます。

    ■ 厨房にいた理由について

    >仕込みは最初の事件時に中断しているのですから、続きを行って
    >いないと不自然ですので、厨房にいた可能性は否定できないと思います。

    不自然ですか?
    2人も殺害されているのだから、朝食の仕込を止めてしまっても
    仕方ないように思えます。

    脚本家の公開シナリオによると、最初の話し合いが終わった後
    オーナー夫妻は

    「(小林)と(今日子)、奥の住居へ引っ込んでゆく。」

    となっており、厨房には戻ってはいないようです。

    仕込みの続きをしたかったのなら、住居に向かう必要性はないですし
    住居に向かうということは「もう休みたい」という意図を感じます。
    よって「仕込みの続きをするため」という理由で厨房にいた可能性は
    低いと考えられますので、厨房にいたのなら、何か他の理由ということに
    なると思います。

    それと「朝食の仕込み」発言は嘘だと考えてましたよね?
    その嘘が前提だと、むしろ、仕込みの続きを行う必要はないのでは
    ないでしょうか。(厨房にいる必要性がなくなる)

    また、皆殺しプランを考えていた(移行していた)のなら、なおさら
    朝食の準備は必要ないですから厨房にいた可能性はますます
    無くなるのでは?

  • #10

    p (木曜日, 10 8月 2017 23:08)

    >同時に、「なぜ私たちのところに」と言っている以上、美樹本が玄関から
    >2階に上がるより早くつける場所であり美樹本が知っている場所であることから、厨房であっておかしくない伏線もございますよね。

    これに関しては上記で書いている通り

    1.厨房から第三者が包丁を持ち出すことができたこと
    2.住居に行ったので、厨房に戻る必要性がないこと

    この2点により、厨房にいなかったと考えられ、仰る通り、二階に上がる
    よりも誰もいない食堂や厨房付近で倒れていてもおかしくはないです。

    仮に厨房にいた場合、いくつかの疑問点が出てきます。

    A.厨房から第三者が包丁を持ち出せたこと
    B.包丁が無くなっていることに(オーナー夫妻が)気がついた(探している)
      様子が一切無いこと
    C.包丁がない状態で朝食の仕込みを継続したのか
      調理器具が紛失しているときまでどうしてもしなければならないのか
      「朝食の仕込み」発言が嘘なら、なぜ継続する必要があるのか
      (なぜ厨房にいたのか)
    D.住居に行ったのに、厨房に戻ってくる理由は?
    E.オーナー夫妻は、なぜ美樹本に気づかなかったのか
      (瀕死の状態で物音一つ立てずに移動できるのか)

    「A」に関して「そのとき厨房にいなかったから持ち出せた」と少々強引に
    考えたとしても「B」に関して一切反応がないのはやはり違和感があります。
    これは、包丁がないことに気がつかなかった、つまり、厨房にはいなかったと
    単純に考えることもできますが、あまりに単純すぎるので、無視しても良い
    レベルかもしれません。


    >1階の奥まった場所にいたなら、「なぜ私たちのところに」には
    >「いた場所知るわけないか」になるじゃないですか。

    美樹本が知っていたかどうかというより、瀕死の人間が二階に上がるよりも
    一階の方が移動しやすいという発想に基づいたもので、一階ではなく、二階
    で倒れていることの不自然さを指摘する発言だったのでは?

    「一階の私たちのところに」というのも、「厨房にいる私たち」とか「私たちの部屋」ではなく、わざわざ「一階の」という言葉を使っているところから、「一階」と「二階」を対比したのかなと思いました。
    (というのは変な解釈?考えすぎでしょうか??)


    もちろん、奥さんの発言から厨房にいたと考えることも出来なくはないですが
    そうするとやはり上記で書いたような、特に「包丁の件」は、クリアすべき課題(疑問)なので、厨房にいなかった可能性が高いと考えるに至りました。


    >厨房にいなかった可能性も否定できませんので、こういうときはすべての
    >総合判断として結論を用意すればいいんじゃないでしょうか。

    結論というより、奥さんが嘘をついている(「厨房で悲鳴等が聞こえた」のは嘘)ことをコメントのやり取りで、検証していたと思うので、仮に奥さんが嘘をついていなかったとしても個人的にはオーナー夫妻犯人説(“シュプール”)が否定されたとは思ってはいませんよ。

    「妨害電波」の件は胡散臭いにもほどがありますから。

  • #11

    gultonhreabjencehwev (日曜日, 13 8月 2017 00:35)

    リコメありがとうございます!

    そうですね、そのとき厨房にいなかったという解釈は、かなり強引です。いた可能性の方を真と捉え、そうでない可能性を示す状況に対してはむりやりこじつけて説明をつけているやり方です。

    この解釈の仕方はしかたない部分なのかなと思いました。なぜなら、もし厨房にいなかった場合の解釈として、「なぜ私たちのところに」には1階と2階の対比をしただけという解釈を示されました。
    これってやっぱり本来は不自然な解釈なはずで、それは、そうでない可能性を示す状況に対してはむりやりこじつけて説明をつけているやり方だからです。美樹本が知っていたかどうかを無視されましたが、私が違和感を覚えた部分は美樹本だけでなく、その場にいた全員に対して抱いたものです。

    その場にいた全員は、奥さんの疑問に対し、全員「そう言われると…」みたいな反応です。みんな、オーナーたちのところに行かなかったことに対して「知らなかったからじゃん」を指摘しないのは不自然です。

    これは、全員オーナー夫妻のいた場所を知っていたか、単に指摘し忘れたか(奥さん自身もその可能性に至らなかったポカ)のどちらかになるわけですよね。
    宿泊先のスタッフの休憩所的な場所を、客ってふつうは知りえないですよね。このシュプールにいたっては、全員オーナー夫妻の居場所を知っていたのなら、「私たちはあそこにいますから、何かあったらそこを訪ねてください」の10秒枠がないと、ミステリーとしておかしいんじゃないかなという違和感がぬぐえませんでした。

    これって、どっちかをとるしかない部分だと思うんです。
    厨房にいたのなら数々の疑問点が残るから、いなかった可能性のほうが高いと思われたのなら、厨房にいなかったのなら上記の疑問点が残るから、いた可能性のほうが高いと私は思ったということです。

    ただ、脚本家の公開シナリオなんてものがあるんですね!
    彼らが奥の住居に行ったまでが事実としてあるのなら、その後戻ってくるのはやっぱり理由が薄いように思えますから、私の考えのほうがまちがっているんでしょうね。
    仕込みを放棄する可能性もいわれてみればそのとおりで、やってなくてもおかしくないですよね。
    包丁に関しては、そのときは厨房にいなかったはこの局面においてはありえないと思っていて、直後みどりさんを捜索する際にはオーナー夫妻も登場していますから、だれかが呼びに行ってるんですね。どこにいるなどのやり取りがないことから、みんなが知っている場所にいた、つまり私の前提では厨房にいたと捉えられると思っています。が、きっとこれもまちがっているんでしょう。

    ご指摘ありがとうございます!
    結論は私とは変わらずに、彼らがあやしいと思うきっかけの部分だけおかしいと思われたということでしたか。
    であれば、この物語は結局後半になるまで犯人わからない作りになってるってことなんですかねー。かまいたちとしてどうなんやろか~~?